エジプトへ |
インド仏跡巡拝でいつもお世話になっているM和尚と二人でエジプトに行くことになった。お馴染みの阪急交通社トラピックスのツアーで飛行機はエジプト航空の直行便。それぞれに個室を取ったので少々高くついたけど、元々が安いツアーだし、何より子供の頃から憧れ続けていたエジプトに行けるのが嬉しい。
←ギザの3大ピラミッドと |
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カイロ |
関西空港より危なっかしい(ホンマ!)エジプト航空で無事カイロに到着してスリー・ピラミッドホテルに宿泊。
翌朝からギザのピラミッド見学。クフ王・メンカウラー王のピラミッド、スフィンクスなどの見学。砂漠から美しいピラミッド群も見ました。子供の頃から憧れ続けていたピラミッドは想像以上に巨大で美しくて大感激。
午後はエジプト考古博物館へ。ツタンカーメンの黄金の品々には、ただひたすら圧倒されました。
←スフィンクスと撮ってもらった。スフィンクスが完全に途切れてます…涙 |
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スフィンクスとカフラー王のピラミッド
エジプトの青い空によく映えます |
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クフ王の大ピラミッドに少し登ってみました。
一個の石の大きさがわかりますか? |
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アブ・シンベルへ |
カイロからアスワン経由にて空路アブ・シンベルへ。着後、アブ・シンベル神殿を観光。この神殿はアスワンハイダム建設時に水没の危機にさらされましたが、ユネスコが国際的なキャンペーンを行い、もとの位置より60m上に移動することによって救済しました。世界遺産にも認定された素晴らしいアブ・シンベル神殿の、特にラムセス2世の4体の巨像が鎮座する大神殿は圧巻!!よくぞ、この素晴らしい遺跡をダムに沈むことなく保存してくれたものだと感謝!! |
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一枚岩から作られたアブ・シンベル大神殿
正面4体のラムセス2世像は高さ20m!!
ラムセス2世は自己顕示欲が強かったらしい |
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下から見上げて圧倒されました |
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アブ・シンベル小神殿
ラムセス2世の家族が刻まれています |
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エジプトの青空に映える大・小神殿
多くの観光客が訪れています |
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アスワンへ |
アブ・シンベル観光後、空路でアスワンへ引き戻します。アスワンハイダム、切りかけのオベリスクなどを観光。アスワンハイダムは幅3600m、高さ111mの巨大なダムです。人造湖ナセル湖は全長500kmにも及びます。オベリスクはその名の通り「切りかけ」です。古代の高い石切技術を教わります。 |
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アスワンハイダムでナセル湖をバックに |
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切りかけのオベリスク。高い石切技術を見学 |
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完成してたらすごく巨大 |
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食事をとったヌビアンレストラン
写真撮影中のMさんを隠し撮り |
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ファルカ・セイリング |
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小さな子供が!見習い中? |
ナイル川をファルカ(帆掛け船)でセイリングしました。ファルカはアスワン名物で、ほとんどのツアーに組み込まれています。 「エジプトはナイルの賜物」「エジプトはナイルの遺産」などと称えられるナイル川をファルカでゆったりクルーズ♪豪華客船やファルカが優雅にナイル川に浮かびます。アガサクリスティの「ナイル殺人事件」の舞台となり、また執筆もしたオールドカタラクトホテル等も見えます。
あまりに楽しかったので、その後、別の日の自由時間にMさんとプライベートでファルカをチャーターして、再度クルーズを楽しみました。
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かの有名なオールドカタラクトホテル |
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水を湛えたナイル川にはたくさんのファルカ |
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ヌビア人たちが歌で雰囲気を盛り上げます |
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なんだか踊らされたりしてしまった…阿波踊り? |
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カルナック アモン大神殿 |
数々の素晴らしい遺跡が残るエジプトですが、私はこのカルナックのアモン大神殿が深く心に残りました。特に素晴らしいのが大列柱室!!高さ23mと15mの巨大な柱が134本並び、圧倒されました。 |
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両側にスフィンクスが並ぶスフィンクス参道
このスフィンクスの頭は牡羊になっています |
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作りかけの第一塔門
積み上げる足場にした盛り土が残ります |
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見事な大列柱室 |
巨柱に圧倒されます |
見上げると見事な色彩が! |
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トトメス3世が太陽神に捧げたスカラベ(フンコロガシ)
反時計回りに7回周ると願いことがかなうそうな・・・ |
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トトメス1世のオベリスク(左)と
ハトシェプスト女王のオベリスク(右)
青い空を突き刺すように立っています |
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ルクソール神殿 |
カルナック神殿とルクソール神殿はスフィンクス参道でつながっています。ルクソール神殿はカルナックのアモン大神殿の付属神殿として建てられました。 |
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第一塔門にはオベリスクとラムセス2世の座像 |
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素晴らしいレリーフが現存しています
写真がイマイチですけど・・・ |
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こちらにも巨大な列柱室が |
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砂に埋もれた神殿の上にイスラム教のモスクが! |
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ルクソール西岸 |
ナイル川の東西には見所が満載。東岸にはカルナック神殿・ルクソール神殿など。西岸では、ハトシェプスト葬祭殿、王家の谷などがあります。ハトシェプスト葬祭殿では、1997年にイスラム原理主義者による観光客襲撃事件が起こったので、(日本人観光客10人も犠牲に)厳しいボディチェックを受けました。写真がないのですが、王家の谷ではツタンカーメンの墓を見学しました。何千年もの月日を経てもまだなお見事な色彩の壁の装飾に、震えを感じるほど感動しました。それにしてもエジプトの遺跡の壮大さには感心しきり。 |
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メムノンの巨像 顔が破壊されています
本来はここがアメンホテプ三世の葬祭殿の入口 |
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ハトシェプスト葬祭殿の全景
この右奥から王家の谷に続いていきます |
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内部には素晴らしい壁画が |
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ここで多勢の観光客が犠牲になりました・・・ |
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メンフィスとサッカラ観光 |
ルクソールでは夜に神殿を舞台にした光と音のショーも堪能。翌朝、ルクソールから空路カイロへ戻ります。カイロに到着後はメンフィスとサッカラ観光。ダハシュールの屈折ピラミッドも見学しました。大小あわせて多数〜有名なものから、崩れかけたものまで、ピラミッドにも色んな形のものがあるのがとても興味深い。どのピラミッドだったか記憶が曖昧ですが、ピラミッドの内部にも入りましたが、すごく狭くて急な通路を腰をかがめて行かなければなりませんでした。かつてはピラミッドは王の墓というのが定説でしたが、最近では諸説入り乱れているようです。どちらにせよ、暗闇のピラミッドの内部の写真を撮ろうとすると、シャッターを押してもないのに勝手に下りたのが、今でも忘れられない感覚… |
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ダフシュールの屈折ピラミッド |
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サッカーラの階段ピラミッド |
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ウナス王のピラミッド
このような崩れ掛けのピラミッドも多い |
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連れて行かれたカーペット屋で
女の子たちが器用にカーペットを編みます |
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メンフィスのラムセス二世像
人がいるのが見えますか?すごく巨大な像です。 |
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建物の入り口にいるスフィンクス
とても端正な顔立ちをしています |
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ナイル川クルーズ |
最後の晩はパックツアーではお約束のナイル川ディナークルーズへ。食事をしながら、アラビア舞踊ベリーダンスやタンヌーラを鑑賞。エジプト最後の夜にふさわしい演出でした。 |
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ナイル川に沈む夕陽 |
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ベリーダンス・・・魅惑の腹肉 |
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迫力満点の民族舞踊タンヌーラ |
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シンガー達 メイクが独特 |
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すんなりといかなかった帰国 |
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添乗員さん |
ガイドさん |
出発までの午前は自由行動でホテル近くの市場に行ったりして過ごしました。空港に向かい、時間が来て搭乗。シートベルトもしめて、安全のための機内案内も終え、滑走路手前へ。もう今にも離陸かと思える時に、電気系統の故障のため離陸中止の案内!飛行機は引き戻し、結局まるまる2日間足止めされました。私たちの安ツアーとは比べ物にならない豪華なホテル・全食事で、私なんかは結構楽しめましたが、いつ運行するかもわからないフライトのため、市内観光とも行かず、空港とホテルの往復を何度もさせられました。各ツアーの添乗員たちはフライトの振り替えなどの交渉のため、ほぼ2日間一睡もしていないようで、最後は私たちの添乗員は声がかすれて出なくなってしまっていました。
ついにエジプトの地を離陸した時には、乗客一同から大拍手!なにはともあれ、無事に帰国。是非またエジプトには行ってみたいと思います。今度は一人でゆっくりと♪ |
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