インド仏跡巡拝と仏教美術の旅

 再びインドへ 
マハーボーディー寺院 大塔
最高聖地ブッダガヤの大塔の前で
前回のインド仏跡巡拝から約一年後、再びインドへ。
この頃はほぼ毎年、ほぼ同じメンバーで仏跡巡拝ををメインにした旅行に。
今回のクライマックスは"ブッダガヤ"
お釈迦様が覚りを開かれた、仏教の最高聖地です。
写真はマハーボーディ寺院の高さ52メートルの大塔の前で記念撮影。
 バス移動も食事も楽しい 
楽しい食事中
楽しい食事中。
ウイスキーにビール、そして醤油も食卓に
顔なじみの揃った旅行は移動も楽しいものです。

旅の始めに、お酒を飲む人は5000円、飲まない人は2000円という風に支払うと、食事中のお酒類も、道中のミネラルも飲み放題。
足らずは幹事さんが支払い。
なかなか粋な計らいですね。

インドのビールやウイスキーを毎食事楽しみます。
何やら楽隊に遭遇
制服がカッコいいですね♪
観光客が珍しくて子供が寄ってきた
子供はサリーを着ていない
おんぼろバス?いえいえ!超豪華デラックス観光バスです
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 仏教のはじまり 〜ブッダガヤ〜 
釈迦族の王子として生まれたゴータマ・シッダールタは人として避けることの出来ない「生老病苦」から逃れるため地位を捨てて求道の旅に出ます。
数々の難行苦行にもかかわらず、覚りを得ることは出来ませんでした。
やがて苦行は無益と悟ったゴータマは、尼連禅河で沐浴し、村娘のスジャータよりミルク粥の供養を受け体力を回復し、ブッダガヤの菩提樹の下で深い瞑想に入り、ついに覚りを開きブッダ(仏陀)になりました。仏教の始まりです。
後ろは前正覚山
後ろの山は前正覚山で、ここで苦行を重ねました
洗濯物を干してある 尼連禅河
尼連禅河。乾季は干上がっています
尼連禅河にて記念撮影
ここで沐浴してから覚りを開くのです
マハーボーディー寺院の本尊
大塔の内部のご本尊。金ピカです
大塔内部で
マハーボーディー寺院内部
極彩色の花で彩られています
仏教の最高聖地には世界中の信者が集まります
 ラージギール 〜霊鷲山〜 
ピストルで護衛してくれる警察官
警察官の銃を借りて
記念撮影
ラジギールはかつてのマガタ国の首都王舎城のあったところ。
仏陀が晩年を過ごした聖地霊鷲山があり、『無量寿経』『観無量寿経』『法華経』『般若経』といった、なじみの深いお経もここで説かれたものです。

霊鷲山へは日の出に間に合うように早起きして向かいました。
道中は強盗がいるらしく、警察官が護衛に付いてくれました。

マガタ王国のビンビサーラ王も仏陀に深く帰依し、「ビンビサーラ王の道」と呼ばれる山頂への参道を造ったといわれています。

←警官、何故だか裸足やし。

朝日を浴びての読経は神秘的でした。
朝日を背に読経
登る朝日を背に読経。神秘的です
向かうは西方浄土?
お釈迦様もここで説教されてたのですね
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 王舎城の面影のこるラジギール  
竹林精舎迦蘭陀(カランダ)長者が土地を、ビンビサーラ王が建物を寄進したといわれています。精舎(ヴィハーラ)とは、もとは雨期に居住する出家者用の家屋で仏陀がよく好んで雨期に滞在したと伝えられます。
マガダ王国のビンビサーラ王は後に息子に幽閉され、その牢獄跡が残っています。
竹林精舎
今は竹がいっぱいの公園といった感じ
仏像
とても穏やかな表情の仏陀
ブーゲンビリア
ブーゲンビリアの前で記念撮影
王舎城 城壁跡
王舎城の城壁の跡
悲劇の牢獄跡
ビンビサーラ王が幽閉された7重の牢獄跡で
2500年前のわだち
なんと約2500年前の戦車が通った轍が!
 三蔵法師も滞在したナーランダ大学 
ナーランダは仏教大学の遺跡です。仏陀が立ち寄った記録はありません。
仏教に全く興味のない人も、ここは玄奘三蔵、つまり西遊記の三蔵法師も訪れたといえば、嬉しくなりませんか?
世界最古の仏教大学 ナーランダ大学
世界最古の大学です。三蔵も5年滞在しました。
世界最大級の仏教大学だった
とても広大な土地に世界最大級の大学が
壁のレリーフ
壁のレリーフの説明を受ける
保存状態がいい
タイムスリップしたような感じ
 温泉精舎 
温泉精舎は、なんと仏陀も通ったといわれる由緒正しい温泉です。
立派な建物の温泉ですが、一番上部はカーストの高い人たち、そして下部はカーストの低い人たちといった構造になっています。
私たち日本人も着衣で入浴が可能です。(日本と違い、裸で入浴の習慣はない)
私たちのメンバーでチャレンジした人たちもいましたが、私は遠慮させていただきました。(ちなみに、入浴したのは上部の温泉)
温泉精舎
立派な建物です
外側の温泉風景
一番下の部分は建物の外側。洗濯もお風呂も一緒
インドの神様
温泉の神様?
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 飛行機飛ばない 
パトナ空港 酔っ払い集団
みなホンマに楽しそう。酔っ払ってるから?!
サイクルリキシャ
サイクルリキシャー
最近では鉄道も飛行機もほぼ定刻に出発することも多くなってきましたが、当時は大幅な遅れが頻繁に見られました。
この時もかなり長時間飛行機が飛ばなくて、仕方なく(?)私たちはお酒を飲んでワイワイと時間を潰しました。
大酒飲みが揃いに揃ってるのでお酒もすぐに無くなってしまい、空港で働いてる職員にお金を渡してお酒を買いに行ってもらいました。
田舎の小さい空港なので、のんびりしていて職員も一緒に飲んでいました。酔いつぶれて寝てる従業員もいたし。
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 インド3大砦 ダウラターバード 
チャーンドミナール
インドで2番目の高さ
エローラへの途中、インドの3大砦と呼ばれるダウラターバード砦に立ち寄ります。
1435年に建てられた高さ約60mのチャ−ンド・ミナール(戦勝記念塔)はインドで2番目に高い塔です。
自殺の名所になってしまい、立ち入りが禁止されました。
残念です。

ちなみに、三大砦はジョードプルのメヘラーンガル砦、ハイダラバードのゴールコンダ、そしてこのダウラターバードです。
インドにはその他、3大石窟寺院、3大国立公園、3大祭り、3大紅茶などなど、といったものが多数あります。
ダウラターバード砦入り口
砦の入り口
ダウラターバード砦山頂
はるかに見える頂上
 エローラ 
狛犬ならぬコマ像?
コマ犬ならぬコマ象
エローラは大地にせり出した岩山を掘削して作られた石窟寺院群です。この中でも特に素晴しいのがカイラーサナータ寺院で、1世紀もの年月をかけて、巨大な岩の塊を上からノミだけで掘り進み、寺院全体を一つの岩から掘り出しています。

カンボジアのアンコールワット、エジプトのピラミッドに並ぶ世界的に有名な素晴らしい遺跡は、インド人観光客も多く訪れていました。

寺院群を見学した後はデカン高原に沈む広大な夕陽を皆で眺めました。
カイラーサナータ寺院の入り口
カイラーサナータ寺院の入口
ノミだけで石を彫って造られました
一つの大きな石の塊から!
内部の仏像
内部の仏像
デカン高原に沈む夕陽
デカン高原に沈む夕陽
 アジャンタ  
尼さんと
西洋人の尼さんと
1819年にこの地にトラ狩りに来ていた英国人に偶然発見されたのがインド最古のアジャンタ石窟寺院群です。
紀元前1世紀から紀元後5世紀頃まで気の遠くなるような期間を掛けて掘削していったため、最終的には3つの宗教(仏教、ジャイナ教、ヒンズー教)が混在することとなりました。

私たちは手前のビューポイントから坂を下っていき、見学に向かいました。

←西洋人の尼さんを多く見かけ、珍しいので私たちの仲間が写真を撮るように頼むと、男性と一緒に写るのは好ましくないらしく、私とならと言って写真を撮ってもらいました。
アジャンタ全貌
展望台からの眺め。ここから崖を下って行く
第26窟の涅槃像
彩色が鮮やかな壁画
アジャンタを有名にした美しい色彩の壁画
最初に発見された第10窟 (チャイトヤ窟)
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 インドの小さな村  
観光地でない村
小さな小屋の集まり
知り合いが集まるツアーの良いところは、初日から気心知れているし、旅行の後も写真交換会とかの付き合いがあるところです。
それ以外にも融通がきく範囲で寄り道したりで、観光地でもない普通の小さな集落に立ち寄りました。
変テコな集団襲来でビックリしたでしょうね。

観光客が多いところは、すれた嫌なインド人に会うこともしばしばですが、ほとんどのインド人はとても素朴なのかも。
牛は重要な働き手
牛はとっても大事な働き手
お出迎え
素朴な温かい微笑で歓迎
 番外編 
毎食ビール
山積のビール瓶
私一人で飲んだ?!
恐ろしいほどビール瓶が並んでいます。
食事にビールは必須で、時には誰かが買ったインドウイスキーなんかも並びます。
ホテルのバーで飲むこともありました。
顔なじみなので、知らない間に写真を撮ってくれていて、後で交換会をしたり。
もうこんな感じで、皆と旅行をすることは皆無となり、ちょっと寂しいかも。一人旅もエエけど、団体旅行もエエもんです。
土産物屋で
ジュエリー物色中♪ネックレス買いました♪
ホテルのバーにて
ホテルのバーで。ガイドのガネーシャも一緒
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 インド最大の都市 〜ムンバイ〜 
ドービーガート・洗濯場です
巨大な洗濯場のドービー・ガート
最終目的地のインド最大都市ムンバイへ。
インド洋第一の商業都市です。

高級ホテルのタージ・マハール・ホテルは寒いくらいクーラーが効いていて、その中で今まで一番冷えたビールを飲んで震えました。
(インドはビールが生ぬるいことも多い。)

市内観光を済ませ、遂に帰国の時がやってきた。

今回も本当に楽しい旅でした。
無事に旅を終えることが出来て感謝m(__)m
インド門
植民地主義のシンボルのインド門
タージマハールホテル
今世紀最高建築の一つのタージ・マハール・ホテル
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